今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

カーリース考察

カーリースって何?

最近、CMやチラシなどでやたらと目にするカーリース。聞き慣れない人もいるかもしれないけど、カーリースなんて大昔からあって、法人が節税する常套手段である。

しかし個人向けにカーリースを勧めているのはなぜだろう。

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カーリースについてまとめているサイトがあったので読んでみた。

私はこう考える

最初に書いておくが、私はランクル70を一生のクルマに決めているから、カーリースを利用することはない。基本的に売ることを考えてモノを買うこともない。欲しいモノを買って大事に使うがモットーである。まあ予算の関係で、ヘリノックスがパチノックスになったりと、希望のグレードからはランクダウンすることもあるけど、概ね自分の物欲に正直に生きている。

しかし、リース・レンタルの類を使わないわけではない。身近なところだと、DVDレンタルだろう。イベント用に機材をレンタルすることもあるし、キャンプやスキーなどのお試しレジャーのレンタルもある。一度しか使わないモノに大金払うのは馬鹿らしいからだ。

一番大きなリースは、自宅である。もう何年もアパートを借りている。これはお金がないからなのだ。本当はガレージ付きの自分の家が欲しいのだ・・・・ん?!

そうか。欲しいけどクルマは高いと思う人がリースを使うのかな。

 

カーリースを紐解いてみる

当然であるが、リースをしてもお得にクルマに乗れるわけではない。将来の残価を設定して月々の支払いを少なくしているだけだ。賃貸アパートも大家が儲かるようになっているように、クルマを貸している会社が儲かるようになっている。わざわざカーリースを勧めてくるのだから当たり前の話である。

色んなカーリース会社のWEBサイトを読んでみたが、どこも月々の支払額を抑えてアピールしている。新車が月々1万円~で乗れる!なんて書いてあったら、ほとんどの人は安いと思うだろう。

しかし実は、別にボーナス払いがあったり、残価設定を上げてたり、10年超える長期の契約だったりする。うまい話には裏がある。皆さん知っている言葉だけど、人間都合の良い数字にしか目が行かないのだ。


複雑であることが重要

細かい話は書かない。いや書けない。なぜなら大まかには理解できるけど、全てを理解するには複雑すぎるのだ。

最近の携帯電話のプランなど、契約を完全に理解しようとすると非常に難解である。これはあえて難解にしているのだ、単純に価格比較できるようになると契約してもらえない。美味しいプランに誘導できない。たいていのユーザーは面倒くさくなって根負けするようになっている。


契約から税金納付・車検・整備などをしなければならない、新車の購入は、一見ややこしく難しいように感じるが、実際にはディーラーの人がほとんど代行して(教えて)くれる。

単純に車両価格+諸経費を一括で支払うか、設定した年数でローンを組むだけである。全て支払えば自分の車になる。乗り続けるのも、売って次のクルマの頭金にするのも自由である。事故したり走行距離が伸びて資産価値が落ちてもユーザーの責任である。単純明快。


カーリースは、それらを全て代行してもらうわけだ。月々の支払いをしてガソリンを入れるだけでクルマに乗ることができる。当然それだけではクルマは動かせないので、他の誰かが行っているのだ、人が動けば賃金が発生するわけだから、そのお金も払うわけである。

 

世の中情報が全て

この世は知っている者が富めるようになっている。知らないうちに搾取される仕組みがつくられる。なんとも世知辛い世の中である。

私はカーリースを使わないけど、真っ向から否定はしない。なぜなら私も賃貸アパートで暮らしているからだ、固定資産税のことも大規模修繕のことも店子のクレームのことも災害のことも・・・・何も考えずに月々の家賃を払うだけで暮らしているのだ。カーリースも同じことである。

しかし最低限の理解をする努力は必要だと思う。少なくとも電卓を叩いて、リース契約終了するまでいくらお金を払うのかくらいは知っておいたほうが良いだろう。同時にクルマの車両価格と維持するための年間金額も調べてみるべきだ。それらの金額を比較し、納得して契約するのならば良いと思う。

カーリースには細かい制限があることも知っておいたほうが良い。そして見かけ上の月々の支払いが安いからと、クルマのランクを上げて見栄を張らないことだ。カーリースは魔法ではない。必ずどこかで回収される仕組みである。分不相応なモノは日々の暮らしを窮屈にするだけだ。


さああなたはどうする

カーリースを使うほとんどの人は目先の金額、月々の支払額しか見ていないのだと思う。クレジットのリボルディング払いする人が増えているのだから、なんとなく想像できるだろう。

仕組みを考えて金を集める人、何も考えずに搾取される人、世の中のお金の多くはこれで回っているのだ。

あなたは本当に理解してお金を使っていますか。