今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

ランクルの純正部品(裏ワザ)

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純正部品の入手方法

これまで私はオートバイ、時計、自転車など、男子が好きな機械をいじってきた。しかしクルマはあまりいじったことが無い。正確には遥か昔に初代ジェミニのレストアを断念したという苦い経験がある。それからはオーディオなどの電装品か、社外品に交換する程度で、純正部品を注文していじることはほとんどなかった。若い頃はクルマをいじるにはお金もかかるし、オートバイに夢中だったのだ。

昔は、クルマの純正部品をディーラーで注文していた。オートバイの純正部品は行き付けのお店で注文していた。オートバイは車両を買うときに、サービスマニュアルとパーツリストを購入していたので、細かい部品まで品番で指定して購入することができた。他モデルの純正流用するときは、お店でパーツリストを見せてもらっていた。

今はネットで注文する時代

若い時からインターネットはあったけど、純正部品の注文なんてできなかったし、個人売買はまだ雑誌の投稿欄を使って、手紙や電話でやりとりしていたのだ。個人売買専用雑誌もあったなあ。ヤフオクは確か2005年あたりから始めたと思う。ヤフオクは画期的だった。今でも使っているが、簡単に検索できて欲しいモノが安く手に入るのだ。長くなるからヤフオクの話はまた今度。

現在は、純正部品もネットで注文できる。部品によってはAmazonで買える。なんと便利な時代になったものだ。久々の純正部品注文でオジサンは感動したよ。

脱線するけど。少し前までトヨタの純正部品は、共販と言われる純正部品を管理販売している会社で、個人でも部品購入することができたらしい。自分で品番を調べなくても、共販に行って口で説明すれば品番を調べてくれて注文できたのだろう。しかし注文しても取りに来ない、実際の部品が自分の思っていた部品と違うとクレームなどが相次ぎ、個人への販売を辞めたらしい。ああ、サービスを当たり前だと思ってしまうとダメだよね。無料のサービスなんてこの世には存在しないのに。

品番を調べる

ネットで部品注文するときは、品番が必要になる。これさえ分かれば、その他は普通のネットショッピングと同じである。

サービスマニュアル

現在は、サービスマニュアル・パーツリストともに紙(本)ではなくPDFデータである。私が所有するランクル76(2000年製)は、CD ライブラリー トヨタ サービスマニュアル ランドクルーザー Vol.5 品番:7A937E が該当する。ディーラーなどで注文
すれば1500円だ。

高価だった原本サービスマニュアルが複数冊分収録されている。整備するときは紙のほうが見やすいけど、圧倒的な安さには勝てない。整備に必要な部分だけを印刷しろということだろう。いや今の整備士はタブレットを使っているのかもしれない。私は技術・場所・道具の関係で重整備ができないけど、手順を見るだけで面白い。なるほどこういう構造になっているのか、と知識だけは増える。

サービスマニュアルでは部品の品番は分からないけど、その部品を交換するときの手順が分かるのだ。例えばその部品を取り付けるボルトが再使用不可なら、ボルトも購入する必要があるだろう。

ちなみに、なぜかこのCDはネット上で販売していないので、ヤフオクで転売アイテムとなっている。ヤフオクで買うと3000円以上する。良い商売だね。

パーツリスト

パーツリストは、トヨタ電子パーツカタログなるものが、ヤフオクなどで販売されている。少し探してみたけど、セキュリティだの、コピーだの、本物正規品だのと、もはや何が正しいのかよく分からない。

実は、ネット上(海外)には、パーツ検索できるサイトがあるのだ。トヨタのパーツ検索サイトはいくつか使ってみたが、ここが一番使いやすい。

https://www.megazip.net/

私のランクルだと。Car Parts → Toyota → LAND CRUISER → HZJ76 → 2000、1HZ、MTMのラジオボタンを押す → HZJ76V-RKMNS

全文英文だけど、挿絵があるので欲しい部品は探せるはず。左上のプルダウンで、ジャンル抽出できる。

部品から引き出されている品番をクリックすると詳細が表示される。価格は海外価格なので参考にしかならない。この品番をコピーしてグーグル検索すると、モノタロウかAmazonが引っかかるので、そこで価格が分かる。もちろんそのまま注文できる。

このサイトはオートバイのパーツリストも網羅されている。初めて乗ったAR50のパーツリストもあったりして、ついつい懐かしくて眺めてしまう。油断するとあっという間に時が過ぎる時間泥棒なので注意が必要だ。

裏ワザテクニック

部品が廃番になっていなければ、上記の方法で簡単に部品は購入できる。しかしモノによっては、もっと安く買うことできるのだ。

基本的に純正部品には保管管理料などが加算されている。部品が古くなるほど、価格改定のたびに価格が上がっていくのだ。つまり古い部品は高価なのだ。

ランクル70は、1984年発売である。今でも海外向けに生産しているので35年間も部品を製造している。改良・コストダウンなどで変わった部品も多いけど、不変の部品もあるのだ。

新旧部品を比較してみる

例えば、ライセンスランプ。丸目ライト時代のランクルと再販角目ランクルを写真などで比較してみると同じに見える。

HZJ76
ライセンスランプ アッシー 品番:81270-60200 価格:12800円

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GRJ76
ライセンスランプ アッシー 品番:81270-60480 価格:6000円

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全ての部品品番を比較してみたが、変わっているのはステーとレンズだけ。実物でも新旧を比較してみたが、レンズのマーキングが違うくらいである。もちろん全く問題なく取り付けることができる。

試行錯誤することも必要

いつでも使える技ではないけど、ロングセラーモデルなら、覚えておいて損はない技である。オリジナル至上主義でなければ、デザイン違いや色違いでも使えることもある。古い内装部品などは廃番で新しいモノで代用しなければならないこともあるだろう。

いつの世も大事なのは情報である。お金のある方は全て任せて対価を支払えばよいだろう。調べたり悩んだりする時間を購入したと思えば安いものなのだと思う。しかし少ないお金でやりくりしなくてはならない庶民は、手間をかけて安く済ませる方法を考えなくてはならないのだ。いまはヒントや答えがネット上に転がっている。この記事も自分なりに情報をアレンジして書いているだけである。