今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

神様の特等席

クルマのお守りはどこに置いているか

お守りとは、神様の御神威を受けるもの。つまり御加護の力を受信するモノだと考えている。

だから常に神様がそこにおられるわけではないけど、荷物にあふれたグローブボックス内に投げ込んでおくのは、どうにも気になってしまう。いざというときに御加護が受信できないのでは。と思ってしまうのだ。

ベストな設置場所を考える

多くの人が、グローブボックス内に収納、ウインカー・ライトスイッチレバに掛ける、その他小物入れに収納しているだろう。

普通、部屋に神棚を設置するときは、なるべく上方へ設置する。勝手な推測だが、御加護を受信しやすく、その御加護を部屋全体に行き渡らせやすくするためではないか。クルマのお守りも高い位置に設置したほうが効果的なのではと考えた。

天井に設置するのは難しいので、現実的なのはサンバイザーに設置することだろう。

簡易神棚をつくる

せっかくなので、簡単に神棚をつくって祀ることにした。これが神道的に正しいのか分からないので、参考程度に読んで欲しい。

お守りを設置する台


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ホームセンターで簡単に手に入る、杉材を使用した。70mm幅、厚さ7mmの長材を、長さ280mmに切断した。これはお守りの大きさに合わせる必要がある。サンバイザー裏に設置するのであまり厚い材だと入らなくなる。

材料はなんでも良いと思うけど、国産材の白木(なにも塗ってない木材)のほうが良いだろう。木目は柾目(なるべく細くて密な糸柾目がベター)を選んだほうが神棚の雰囲気がある。神具には柾目が使われるからだ。

 

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写真のように6ヶ所(矢印)に穴を開ける。ヘアゴムの太さによるが、今回は2.8mmのドリルを使用。真ん中の穴にはヘアゴムが2本通る。

 

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その穴に黒いヘアゴムを通して裏で結んで固定する。

台をサンバイザーに固定する方法

両面テープで貼り付けるのが一番簡単で見た目が良いけど、サンバイザーの表面を痛めてしまう。サンバイザーに付ける小物ホルダーのように、マジックテープ付きベルトかゴムベルト固定が現実的だろう。

今回は、ゴムベルトを使うことにした。単純に台と一緒に巻くだけでは見た目が悪いので、台の裏にベルトループをつけてみる。ベルトループ金具は市販品にあるけど、固定方法をギリギリまで考えていたので、いつもように適当につくる。

構想がまとまったらひたすらつくる


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0.8mmのアルミ板を使用する。先日のUSBケーブル加工に使った余りだ。

www.landcruiser76.com

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0.8mmのアルミ板は、ハサミで切ることできる。切れ味が落ちるので要注意。20mm×64mmの大きさを4枚切り出す。

 

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かなり歪むので、ペンチやヤットコなどで平たく修正する。

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私は専用品がなかったので、上写真の電工ペンチを使った。使いにくいけど加工はできる。精度の必要な部品ではないので適当でいい。

内側にベルトを通す幅(21mm)のケガキ線を入れる。

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ペンチを駆使して、グネグネと曲げる。0.8mmアルミ板は柔らかいから加工がしやすい平たくする部分まで曲がってしまうけどね。

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見える部分ではないので、キズが入っても気にしないで良い。ベルトが通って固定できればOKなのだ。サクサクつくろう。

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切り出した面が荒れてるので端部を金ヤスリで修正。角は落として丸くする。ベルトが通るところの角も丸くして、ベルトの引っ掛かりを無くす。

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アルミ板の表面はアルマイト処理がしてあるから気にしなくて良いことだけど、一応サンバイザーに触れるところはカッティングシートを貼っておく。金属の素地がこすれて布が黒くなるのを防ぐためである。

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裏側に両面テープを貼る。接着剤でもいいけど、最近の両面テープの性能は高いのでアルミと木材なら両面テープがベストだと判断した。

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つくった金具を4隅に貼り付ける。表から金具が見えないよう端から5mmづつ離す。

 

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ここにゴムベルトを通す。ベルトの長さは、実際にサンバイザーに巻いて少しテンションをかけた状態でずれないことを確認してから切断する。リング状に縫い合わせるため少しだけ端部にラップ長さを加える。

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チクチクと手縫いで接合する。ヘタで汚いけど、このためだけにミシンを出すのは面倒臭い。いまどきの男子は少しくらい裁縫もできないとダメなのだ。

 

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サンバイザーにつけるとこんな感じ。結構ベルトが目立つねえ・・・

 

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台にお守りを固定して完成。お守りの4隅にヘアゴムを引っ掛けるだけだけど、しっかりと固定できる。

クルマに設置する


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むううう。やっぱりベルトに違和感があるなあ。白は神具にも使われるから問題ない。しかし質感がどうみてもパンツのゴムだよねえ。これが和紙っぽい質感ならいい雰囲気なんだろうけど。

やはりゴムベルトはグレーでやり直そうと思う。

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普段、サンバイザーはこの状態なので、お守りは見えない。

ベルトがあると、ここにも何か設置したり小物を取り付けたりしたくなるけど、これ以上何もつけてはならない。ここは神様の特等席なのだから。

気持ちの整理がつく

ずっとモヤモヤしていたものが消えてスッキリした。これで御加護の力も感度MAXになるはずだ。まあ効果のほどは不明だけど、これは気持ちの問題なのだ。

そもそも信心深いこともなく、神社にお参りに行くのは特にイベントがなければ、
年始の初詣くらいである。

しかしクルマを買えば、お祓いを受けるし、お守りは大事にする。

神を敬い、常に謙虚であること。
これこそが自分を安定させることであり、日々無事に暮らすことができるのだ。つまり交通安全にもつながるということ。

歳を重ねると怒ることも少なくなった。しかし急な割り込みなどマナーに欠ける運転をされるとイライラすることもある。そんなときはサンバイザーを開いて、お守りを見ることにしよう。いや運転中はあぶないから、そこにお守りがあることを感じるだけでいい。そうすれば、すっとイライラも消えるだろう。

グローブボックス内に投げ込んでいるだけでは、お守りの存在を忘れてしまう。神棚をつくって拝んだり、お守りを身に着けたりするのは、神の存在を意識することなのだ。ともすれば神やお守りなんてオカルトじみたことと思うかもしれない。しかし神の存在を信じることにより、思い上がる心を律することができるのだ。