本題とは全く関係のない話。
先日の七夕で、子供が短冊に書いた願いは、
「ピノのあたりでますように」
えええーーーーっ。思わず声がでた。
なんとも夢のない願い。(笑)
しかも本人の努力は全く必要ない。
というか星やハートは当たりではない。
大喜利なら満点あげたいけどな。
人に話したらもれなく笑ってたしな。
早速ピノを買ってみたが、奇跡は起こらない。
少し期待してしまった私は親に間違いない。
(ピノ:森永のアイスクリーム)
さて、本題に戻る。
昨日、テレビで「レンタルなんもしない人」を知った。テレビにも何度も出て、書籍も出版されている有名人らしいが、私は知らなかった。
会社という組織に馴染めなくて、ドロップアウトする人。そんな人はごまんといる。私も職を転々として、職業訓練も受けたりしたので同じ経験をしている。
「レンタルなんもしない人」の詳しい話は、ググればたくさん出てくるので、そちらを参照してほしい。奇抜な発想と、世の中の需要に、新しい発見があるはずだ。
なんもしない人(ややこしいので以下、森本さん)は、なにもしてないわけではない。なんもしない存在をを提供しているのである。Twitterで募集し、依頼者に会いに行き、自身を提供して、結果をTwitterにアップする。いわゆるニートとは全く違う。
インターネットが発達して、多くの人が世の中の情報を共有できるようになり生まれた隙間ビジネスだ。いや基本依頼者からは交通費だけしか受け取ってないからビジネスとは言えないかもしれない。
しかし世の中には、なんもせずに近くにいる需要があるということだ。いくらインターネットが発達しても、現実世界では人の繋がりは無視できない。近すぎる繋がりは時として疲れてしまう。ただ街中にいる人は風景にすぎない。付かず離れず絶妙な距離感をとる能力を、森本さんは持っているのだと思う。
はじめて9ヶ月で1000件の依頼をこなしたらしい。1日平均3.6件だ。凡人は、それをビジネスにしてしまうだろう。例えば1時間1000円とか。そうなると、ここまで依頼がなかったかもしれないし。金銭の直接的な授受があると、責任が発生したり納税したり、色々としなくてはならないことが発生する。
そもそも森本さんが「なんもしたくない」から始めたことで、なんもしなくて生きていけるのかという実験なのだ。
会社という組織に馴染めずに辞めたとしても、世の中というシステムからドロップアウトするのは難しい。自給自足するにしても、なんもしないことからは逆行する。今の日本で生きていくならば、自分の能力(資産)を換金することが必要。
森本さんには、奥さんも子供もいるのだ。凡人であれば貯金を切り崩してまで、実験することはできないだろう。だからこそ多くの人の興味を引いたのだ。テレビに取材され、書籍も出版された。
森本さんはエゴサーチをするらしい。なんもしたくないけど、有名になってくると色々と面倒くさいこともあるのだろうな。顔出しして私生活を切り売りしてるわけだから守らなくてならないことあるだろうし。会社という組織に馴染めない割にはメンタル強い人だなあと思う。
私はブログを書いている。
有料のはてなブログで、グーグルアドセンスやアマゾンアソシエイトなどに登録してる人の多くは、副収入が欲しいと考えている。まあ私を含めてほとんどの人が、はてなブログの養分なのだけどね。
面白い文章が書ける人は、どこで書いても換金することができるのだ。しかし私のような凡人は、正攻法でお金は儲からない。凡人が儲けようとすればするほど、つまらないブログになってしまう。グーグル検索の邪魔でしかない。
森本さんが行ってる実験は、多くの人の指標になるだろう。ビジネスにするかしないかはともかく、世の中にある隙間を探すヒントになる。今後も注目していきたい。