今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

紅葉狩り


毎年、なんだかんだ言いながら、どこかしら紅葉狩りに行っている。今年の11月はスケジュールが詰まっていて、移動中に少し見るだけかなあと思っていたが、結局近所の紅葉スポットに行ってきたのです。

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春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧・・・昔から日本人に親しまれてきた。見て愉しむ文化は生活に余裕が必要なのだと思う。紅葉狩りも元は貴族の文化で、庶民が愉しむようになったのは江戸時代からのようです。

私は哲学的なことは良く分からない。しかし美しいモノを見るたびに、「美しい」という感覚について考えてしまう。

小さな子供(幼稚園くらい)でも、キレイという感覚はあるでしょう。実際に真っ赤に広がる紅葉をみて、「わああ、きれーい」と言っていたのです。彩度の高い色鮮やかなモノ・幾何学模様など、そのモノを説明できなくても、日常ではあまり感じることのない視覚的な刺激があるとキレイと思うわけです。

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美しいという感覚は、教養(共通認識)が必要で、感受性に個人差があると思う。小さな子どもは、紅葉が美しいとは言わない。

もののあわれ、幽玄、侘び寂び、粋、いさぎよさ、余白・・・日本人の美意識は奥深くおいそれと理解できるものではないが、日本に住み、無意識・意識的に美を学習することで、美しいという感覚が生まれ磨かれていくのだと思う。

堅苦しく考えることなく、純粋に紅葉を愉しめば良いのです。ブログだと視覚的な情報しか入ってきませんが、実際に現地に行くと、五感で愉しむことができます。赤・黄・緑色の光に囲まれながら小路を歩くだけで、心満たされる気がします。

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写真で風景を切り取ると美しさを意識してしまいます。もちろん私には写真技術もなく肉眼で見た美しさとは程遠い写真しか撮れませんが、構図は日本人の美を意識してしまいます。所詮これまで見てきた美しいモノの真似でしかありませんけどね。

 

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今はデジタルカメラなので、バッテリがー続く限りシャッターを切ることできます。時間は有限なので、現実にはそういうわけにはいきませんが、バシャバシャと数撃ちゃ当たる作戦でなんとなくイメージに一番近い写真を選ぶことにしています。


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しかしiphoneのカメラ性能は凄いですよねえ。まあ本体は持ちにくいし、操作はすべて画面フリックなので、使って気持ち良くはないけど、おおむね自分のイメージ通りの写真が撮れます。連射もできるし、ピント位置や明るさの調整も自在だし、それなりに接写もできる。しかも編集アプリも優秀で、これまた自分の思うように加工できるのです。

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当然一眼レフで撮影した写真と比べると違う。でも機動性と便利さを考えると、iphoneに逃げてしまいます。ブログやインスタレベルだと差が分かりそうにない。むしろiphoneの絵は派手(にできる)ので素人には映える写真になる気がする。一眼レフは撮影しているときの使い心地と愉しさは大きく違うでしょう。そりゃコンデジなんて売れなくなりますよね。私のコンデジは防水なのでかろうじて存在意義もあるけどさ。

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------- おまけ --------

さて、紅葉狩りも終わり、恒例のピクニックに行きます。
今回は場所も決めずに、お弁当だけ持ってきましたから、アドリブです。この紅葉スポットには食べるところがありませんでした。

たまたま駐車場に付近の地図看板があったので、眺めていると近くにキャンプ場があるようです。せっかく持っているスマホで検索すると11月末まで開いてるようなので、とりあえず現地に行ってみることにしました。

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山の上のキャンプ場なので、狭い林道(舗装路)が続きます。こういうときナビが便利ですね。ほとんど迷うことはありません。

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いつも通り適当です(笑)
ささっと準備して景色も見ずにまずは腹ごしらえ。お腹が満たされたら、コーヒーを入れてゆっくりと。ここは山の上なので見晴らしがよく遠くの山まで見えます。なかなか良いロケーションですが、他には何もありません。一応水場(飲用不可)とトイレ(キレイではない)はあります。

管理棟もなく管理人もいません。管理しているのは市なので、キャンプするときは事前に電話連絡する必要があります。この日は2グループがキャンプしてました。こんなドマイナーなキャンプ場でも人がいるのですから、やはり今はキャンプブームなのですね。

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キャンプサイトの写真です。ランクルメインですけど(笑)
木に囲まれた気持ちの良いサイトでした。紅葉もキレイだし、トイレさえ我慢すれば穴場なキャンプ場だと思います。来シーズンに使ってみようかな。