ランクル70にはドリンクホルダーなど無い
現在のクルマのような便利装備がないことを理解して、ランクル70を購入したつもりでしたが、人は便利なモノを知ってしまうと後戻りできません。
結局、上記事のように便利装備を追加しています。
ランクルを購入して、もうすぐ1年。
家族にも乗り心地の悪さや不便さを無理強いしておりますが、どうにか慣れてもらえました。しかしずっと言われ続けていることがあります。
ドリンクホルダーが欲しい!
ペットボトルなら蓋閉めて転がしておけば良いけど、コンビニコーヒーは困ります。ずっと手に持ったままというわけにはいかないので、コンソールボックス開けて中のトレーに置いている。蓋が後方に中途半端な角度に開くので、後ろの人は使いづらい。トレーは小さいので2~3本でギリギリだし、仕切りがないので倒れる恐れもあります。実際、私はコンビニコーヒーをカーペットにぶち撒けてしまった・・・
さっさと適当なドリンクホルダーを買ってつけたら良かったのです。しかしドリンクホルダーって見た目がカッコ悪い。使っている方には申し訳ないけど、単純に好みの話です。
エアコン吹き出し口、ダッシュボードの上、コンソールボックスの上・・・どこにつけても使わないときの姿が気になるのです。スマホホルダーも本当は付けたく無かったけど、スマホを宙に浮かせる術はないから、仕方ありません。
最近の純正ドリンクホルダーのように、使わない時は収納できるタイプが良い。
ベースになるドリンクホルダーの選定
収納タイプのドリンクホルダーは、
・純正品流用
・1DINサイズ汎用品
のどちらかになります。最初からワンオフでつくることも考えられますけど、時間と技量的に今回はパスします。
最初は収納した姿がシンプルな純正品を調べていたのですが、サイズが分かりにくくイメージもしにくい。現物合わせで何とかなりそうだけど、専用品は無加工では付かないのです。
1DINサイズ汎用品は、規格品なので取り付けは確実です。シミュレーションも容易。ただしあまりカッコいいデザインのモノはない・・・というか皆無。
うーんどうしよう。
参考になるサイトを発見
ネット巡回していると、良いドリンクホルダーを製作している方を発見しました。
minkara.carview.co.jp
私も1DINサイズ汎用品は散々探しましたが、意外に良いモノがありません。昔から上下2段で片方が小物入れになっているタイプがありますが、あの小物入れって入れるものがほとんどないので私は使えません。ハーフDINサイズのドリンクホルダーがあれば最高だったのですけど、今では手に入らないようです。
消去法で、槌屋ヤックのドリンクホルダーになってしまうのです。
槌屋ヤック株式会社
https://www.yacjp.co.jp/products/detail/528
--- 良いところ ---
片方づつ引き出せること。
細缶、350mL缶、500mLペットボトル(丸・角)が安定すること。
正直、収納時のデザインもカッコよくないけど、許容範囲かな。
時間があれば前面デザインを加工して変えようと思う。
上記サイトのKCNさんの丸パクリになっちゃうけど、1DINサイズ汎用品をコンソールボックス上に置こうと思っていたので、どうしても同じ形になってしまいます。これで金儲けするわけではなく個人的な趣味なので、使えるところは参考にさせていただきました。ありがとうございます。
早速ドリンクホルダー注文・採寸
VP-D8×4個、VP-D1×2個 を注文する。VP-D1の外寸を測定しておく。
このドリンクホルダーの上には、スナックトレイを置こうと思ってました。休日の旅行に行くときは、時間を稼ぐために朝ごはんをコンビニで買って、クルマの中で食べながら移動することが多いのです。ここにモノが置けると大変便利。
ということで、これも注文。
わははは。安いのが良いですよね。そのままだと安っぽいし浮いてしまうので塗装する予定。本体の大きさを決めるためには、このトレーのサイズも重要。
さらに全体に貼り付けるビニールレザーを注文。
これも上記KCNさんのサイトを参考にさせていただきました。一応他にも探してみたけど、色が豊富なビニールレザーは良いものが見つかりませんでした。シンコールなら色見本が取り寄せできるし、椅子の張り生地として使ったことがあります。良く伸びて張りやすい生地です。グレー5色の中からランクル内装色に一番近い色を選びました。
シンコール オールマイティ L-2883(1524) ×50cm
このビニールレザーの厚さが重要です。
図面を引いて細部の収まりを確認
本体は、5.5mmのシナ合板を使用。
ビニールレザー厚は1mmで設計。
DIN BOX VP-D1は、ゆるくテーパーがついていて、手前が最大寸で奥が最小寸。ノギスで手前最大寸を計測すると、160mm×48.3mm ビニールレザー厚は1mmで本体内側に巻き込むので、本体内寸は、162mm×50mm とする。
DIN BOX VP-D1は、ビニールレザーとの摩擦力で固定する。(ビニールレザーを少しだけ潰しながら差し込む)それだけだと外れる恐れもあるので、抜け防止策も考えておく。(加工時に後述)
本体長さは、アルミトレー下面長さより 270mm とする。
出来る限り小さくしたいが、あまり小さくするとドリンクホルダーに入れるドリンクがアルミトレーに干渉してしまう。
本体とアルミトレーは、M5スリムヘッド小ねじ・フランジ付きナットで固定。
本体とコンソールボックスは、25mmナイロンベルトで固定
長くなってきたので、今日はここまで。
次回は、シナ合板の加工など
お楽しみに。