前回の続き。
ショベルをランクルに固定する
昔からの定番は、背面タイヤに固定ですね。室外なので、汚れたまま固定しても気にならない。雨が降れば泥も落ちます。ショベルもオールステンレス製なら錆びることもないでしょう。
最近はルーフラックに固定されている方も多いですね。ラダーフレーム横に設置することもあるようです。まあ固定金具などが設置できればどこにでも付きます。歩行者に危険がなく法的に問題ない場所ならどこに付けても良いのです。
私は室内積み定番のリアドア内側にしました。すでにクロスレンチを固定してあるけど、上手くかわせると思っている・・・・
固定具の選定
スコップホルダーでグーグル検索すると、多くのホルダーがヒットする。
大きく分けて
・ネジ式:単管足場用の連結金具を流用したモノが多い。
・ゴム式:クイックフィストが有名
・パッチン錠式:ミノウラのスペースマウント。
・スナップ式:金属板の弾性を利用した挟むだけのモノ
一番手軽でコストが安いのはスナップ式だけど、ロック機能がないので振動のある車両に使うのは不安が残る。ネジ式は、頑丈で確実な固定ができるけど基本室外用です。ゴツくて重いので内装内張りに固定することに抵抗があります。結局、消去法で今回はゴム式のクイックフィストを採用しました。一度使ってみたかったこともあります。
実物見るまで、どんなものかよく分からなかったけど、本当にゴムの塊でした。良くも悪くもゴムですね。本国では半額くらいで売られているのでしょう。見た目2200円は少々高い感じします。アメリカンなデザインも賛否両論でしょうが、四輪駆動車には似合うと思います。
ゴムの利点もあります。バンドを締め込むとキッチリ固定されるし、ゴムなのでショベルを痛めることもない。振動も吸収してカタカタと音が鳴ることもない。さすが定番だけあって優れモノでした。
固定具の位置決め
クイックフィストをショベルに固定して、リアドア内張りに合わせてみる。クロスレンチを上側にさじを重ねてみた。クロスレンチはかわせるが、さじの先端が少しだけリアドアにあたる。色々な位置や角度、組み合わせを考えてみたが、クイックフィストの下にスペーサーを設けることにしました。
固定具が硬い素材ならば、固定具のレベルを合わせる必要があるのですが、クイックフィストはゴムなので少々のズレは吸収してしまう。よって片方のみスペーサーを入れてショベルに角度をつけて、さじの先端を浮かすことにした。
5.5mmのシナ合板で、さくさくとスペーサーをつくる。面倒くさいので色は塗ってない。
内張りに穴をあける前に、ドア側の形状を確認する。開口部か凹部分に受けナットが入るようにする。凸部だとナットが干渉して内張りが浮いてしまうのです。
穴位置にマーキングして、その位置で干渉しないことを確認したら、穴を空ける。ハードボードなのでドリルが無くてもドライバーなどで簡単に穴が開く。
クイックフィスト側の穴は5mmなので、M5×30 皿ネジ で固定する。
裏には大きめのワッシャーを入れて固定。
今回は25mmのネジがなかったので、長めの30mmを購入した。少々長すぎるので金鋸で切断する。切断面はヤスリでバリを削る。
一応ナットに養生テープを張って、内張りのビニール破れを防止する。意味ないかもしれないけどさ。
こんな感じで固定されます。クイックフィストはゴムなので、いくらでも締め込んでいけます。しかしゴムが変形してしまうので、適当なところでとめます。たぶん緩むことはないでしょう・・・たぶん。
ショベルを設置
内張りを元に戻します。外す工程を端折りましたが、なるべく工具をつかって外したほうがいいですよ。無理やり引っ剥がしても外れますが、スナップが破損したりハードボードが破損したりします。経験者は語る(笑)
先にクロスレンチを固定してから・・・
ショベルを固定して、完成!!
どうですか。カッコええでしょう。私はこれだけでご飯3杯はいけますね。ゴムの質感もランクルには違和感ありません。むしろ無骨で似合ってます。
クロスレンチ使うときには、ショベルも外さなきゃいけないのが難点だけど、クロスレンチ使う機会なんてパンクとスタッドレスタイヤ交換のときくらいですから良いのです。実際昨年はスタッドレスタイヤを見送ったので、使いませんでした。雰囲気ですよ雰囲気。カッコいいは正義(笑)
クロスレンチはこんな感じでかわしてます。さじ先端とリアドアのクリアランスも充分あります。
ぐふふふ。満足満足。
リアドアを開けるたびにニヤニヤしてしまいます。本当にキモいオッサンだと思います。他の人に見られないように注意しなければなりませんね。
スコップ下の空きスペースに、小物入れバッグか、灯油やアルコール燃料のボトルが収納できるボックスを付けようかなあ・・・なんて妄想しています。使えそうなモノを探したり、収まりを考えたりするのも愉しいですね。