今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

ドアミラーを黒くしたい

ランクルカスタムの方向性

ランクル76(丸目最終型)はメッキが多用されている。懐古趣味で雰囲気が良いので純正の状態で乗り続ける人も多いのです。

ランクル70は働くクルマであり、装飾は不要という考えもあります。メッキ部品を黒い部品(輸出仕様・消防車仕様)に交換するスタイル。これも無骨な感じでカッコいいのです。非常に悩ましいのですが、とりあえず購入して2年間は純正のメッキを楽しみました。

どうせ部品交換なのだから、気に入らなければ元に戻せば良いのです。それに黒い部品に交換しているランクル70もたくさん見てカッコいいことは分かっています。

お金があれば、全てのメッキ部品を一気に交換すれば良いのですけど、そうもいきません。まずは手始めに小さな部品から黒くしていくのです。

最初はステップを黒くしました。これは黒い部品がありませんから塗装するしかありませんでした。

landcruiser76.hatenablog.com

黒いドアミラー考察

ドアミラーは小さい部品ですが、メッキが意外に目立ちます。ここだけ黒に変えている人も多いです。最初はHJZ70前期~中期に設定のあった黒ドアミラー(国内メッキミラーの電動ユニットを外したモノ)を探していました。私がランクルを購入した頃ならばギリギリ部品も出てたようですが、すでに製造廃止でした。

ならば中古で純正ドアミラーを購入し分解してメッキを剥がして黒に塗装しようと思いました。プラスチックメッキはハイター(漂白剤)を使えば剥離できます。というかメッキの上に塗装してもすぐに剥がれてきますから、一時はメッキ剥離のことばかり考えていました。実は中古ドアミラーを購入して分解はしたのです。しかしサビが多くて状態は良くありませんでした。しかも分解に失敗して中の電動ユニットを壊してしまいました。うーん。手詰まり。

ランクル70の純正ドアミラーはすごく見やすいのです。納車してこれまで不満に思ったことは一度もありません。そう言えば納車したときに微調整した後は電動調整ボタンを触ったことありません。つまり私には電動調整機構は不要ということです。駐車するときにドアミラーをたたむ習慣もありません。

そうなるとミラー固定式の輸出用黒ドアミラーで良いのではと思うようになりました。なんで国内用のドアミラーに固執していたのだろう・・・

インスタグラムでも輸出用の黒ドアミラーをつけている人がいます。ランクル70用の輸出用ミラーにも何種類かあって、純正の形状に近い曲面鏡のタイプが人気のようです。私も純正ドアミラーが最高と思っているので、できるだけ近い形が良いのです。

輸出用ドアミラーには平面鏡のモノがありますがこれは使えません。映る範囲が狭くて使いにくいです。

いつものようにネット上のパーツリストから探したのですが、該当に品番で検索すると国内で購入するのは難しいようなのです。おかしい国内のディーラーや共販で注文できるモノでないと、ここまで流通していないだろう。まあヤフオクにも売ってるから手に入るけれども・・・

うん。分からなければ聞いてみればいい。
インスタグラムで輸出用ドアミラーつけている人に品番を教えていただきました。ありがとうございます。SNSは情報交換の早さが良いですね。

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上写真の輸出ドアミラーはベースガスケット込で片側4,389円(税込)です。両側で8,778円(20210325現在)。つまりヤフオクでこれ以上の価格で売っているのは転売屋ということです。

87910-60142 RH 4,389円 ベースガスケット込 
87940-60372 LH 4,389円 ベースガスケット込
90154-60007  取り付けネジ 110円×4個

ネット上のお店でも売ってますが上乗せ価格なので、近くのトヨタ共販かディーラーで注文したほうが良いですよ。よい子は転売しないでね。

余談ですが国内用の純正メッキミラーは片側16,390円です(電動とはいえ高いですね!)

輸出用ドアミラーの取り付け

純正ドアミラーの取り外し

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内張りを外して(外す方法は省略)、防水ビニールを剥がします。

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純正ドアミラーを外すと、配線コネクターがあるので外します。純正ドアミラーは使わないので、養生して保管します。

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ドア内側に、上記の電動調整用の配線が通っています。そのままでも問題ないと思いますが、窓ガラスなどの可動部分に干渉するのも嫌なので撤去します。

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配線に取り付け用のスナップが2ヶ所(茶色部分)あります。上記の写真は上側がドア内側、下側がドア外側です。外側に見える黒いポッチは横から爪を摘むと外れます。

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黒ポッチを上下2ヶ所とも外します。

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ドア下側にも配線コネクターがあるので外します。これで電動調整用の配線が外れます。

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使わないコネクターを絶縁しておきます。

ドア内張りを元に戻します。

輸出用ドアミラーの取り付け

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取付部周辺は長年の汚れが溜まっているので、洗浄してコンパウンドで磨きます。
その後、電動調整用の配線の穴と、黒ポッチの穴をカッティングシートで塞ぎます。

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ドアミラーの取り付け自体は、ネジ2本締め込むだけなので簡単です。しかしネジロックが非常に固いのでネジを舐めないように気をつけます(私は失敗しました)雌ネジに付いてる元のネジロック剤をタップでさらって、キレイにしておくと確実です。

ドアミラーの比較

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ドアミラー単体での比較では、輸出ミラーほうが緩い曲面(平面に近い)と漠然と思ってました。

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左側:輸出ドアミラー    右側:純正ドアミラー

しかし実際に映る像を比較すると、見え方が全く違います。
明らかに純正ドアミラーのほうが見える範囲が広いです。また鏡の固定方法が異なるためか、輸出ミラーの四隅は像が歪んでいます。純正ドアミラーが優れている理由が分かりました。

純正ドアミラーは中の鏡だけを動かして位置調整しますが、輸出ドアミラーは鏡が固定されているので根本の可動ステーを動かして位置調整します。

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でも見た目は輸出ミラーのほうがカッコいいのですよ。内蔵電動ユニットがないからスリムですし、黒一色で引き締まって見えます。家族には不評で前のメッキのほうが良いと言われます(笑)黒い部品のロマンは男子にしか理解されないようです。

補助ミラーの取り付け

輸出ミラーの見える範囲の狭さは、通常運転時にはあまり気になりません。最初は違和感バリバリだけどそのうちに慣れてきます。しかし駐車時にリアタイヤと縁石が見えないことが気になります。まあドア開けて直接みたり、バックモニターもあるので駐車できないことはありませんが、純正ドアミラーよりも不便なのは間違いありません。

特注曲面ミラーをつくってもらう手もありますが、高価なので最後の手段ですね。

もっと簡単に後方視界を広げるために、こんな補助ミラーを購入してみました。

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近くで見るとつくりは良くありませんが、鏡はガラスなのでたちまち劣化することもないでしょう。

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運転席から意識してみないと気づかないくらい目立たないです。輸出ミラー自体の質感もあまり高級感がないものなので異物感はありません。

回転させて角度調整する機構なので、不用意に当たっても角度が変わらないのが良いです。

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両方とも下外側に付けています。内側の方が邪魔にならないと思ったのですが意外に見づらいので、外側に変更しました。

写真では分かりにくいですが、両側ともリアタイヤと縁石が確認できます。

まとめ

理想は、輸出ドアミラーの外観・構造で、純正ドアミラー並の広角鏡がついていることですけど、なんでも簡単にいいとこ取りにすることはできません。とりあえず補助ミラーを使いつつ、どうしても我慢できなくなった時にまた考えれば良いかな。まずは見た目に満足しております。

電動ユニットを使わなくなったことで、室内のドアミラー電動調整ボタンが不要になります。そこで先日記事をアップした。ハザードボタン増設につながるのです。

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