これまでの記事です。
【警告】
以下の記事を読んでハザード増設するのは構いませんが、怪我や事故には充分気をつけて作業してください。またこの記事を読んで製作されたモノについて私は一切の責任を負いません。自己責任での作業をお願いいたします。
さらにハザードを改良する
私は、つくったモノを使っていて気になるところがあれば、変更・修正することが多いです。設計の段階ではベストと思っていても実際に使うと違うこともあります。
今回の増設されたハザードは問題なく快適に使えたのですが、奥底に収めてしまったリレーの位置が気になってしまいました。
純正の(フラッシャー)リレーはハンドルコラム下に剥き出し並べられているので簡単にアクセスできます。今どきのリレーはそう簡単には壊れない。実際このランクルも20年20万km無交換でしょう。しかしいざ壊れたときにインパネ奥に内蔵していると交換が非常に大変なのです。
新しく増設したハザードリレーは、安易にメーターパネル裏側に配置してしまいました。万が一壊れたときもメーターパネル周りを分解しなければなりません。だからリレーを純正リレーの横に移動するのです。
リレーの移動
配線の引き直し
面倒くさいけど、リレーからの配線は一度全て切断します。リレーは接続するコネクターに近くなるので短くカットします。
逆に、ハザードスイッチからリレーの距離は長くなるので、2本(赤・橙)スイッチ配線は延長します。
配線の加工
もうひとつの改良点、エマージェンシー端子をつくります。
リレー薄緑とリレー緑につながる、コネクター緑赤の配線は分断されて結線します。万が一増設リレーが壊れて分断されたまま停止してしまったら、元のハザード・ウインカーも機能しなくなります。リレーを交換すれば直りますが、新しいリレーを入手する時間も必要です。そんなときは物理的にリレー薄緑とリレー緑を結線すれば良いのです。
リレー薄緑とリレー緑の配線にギボシ端子(オス・メス)を結線します。
万が一リレーが壊れたときは、このようにギボシ端子を接続して回路を復旧します。
オス端子は剥き出しなので梨地テープで絶縁しておきます。
リレーの固定
リレーは汎用スチールステーを使って固定します。現物に合わせながら先端を曲げます。あまり時間も道具もない状態だったので雑な加工ですね。わはは。
純正リレーステーのボルトに、加工した汎用ステーを共締めします。
ハンドルコラムに接触しないような位置に調整します。
リレーの固定は両面テープです。リレー本体を脱脂して貼り付けます。
強力タイプを使えばリレーが外れることはありません。
こんな感じです。
両面テープを貼り付ける前にリレー配線に無理がないことを確認しておきます。
整然とリレーが並ぶと気持ちいいですね。
よく考えたら両面テープで固定すると、交換するときが大変ですよね。脱着可能な結束バンドで固定するほうが良かったかもしれません。そのうち改良しようと思います。
ついでにハザードスイッチのLEDは暗いので、普通のT3電球(小糸製)に交換しました。横から照らす方式なので、拡散する電球のほうがムラなく明るい感じがします。日本製なので嵌合も丁度いいですし。
まとめ
とりあえずこれでしばらく使ってみます。
動作は安定しているし、おそらく問題なく使えると思う。
ハーネスを切断するので万人にはオススメできないけど、ナビやオーディオなどが取り付けできる(配線できる)人向けに、キット化してみようかな。